ダイアログ・イン・ザ・ダーク!
●見えない展覧会
何も見えない暗闇にみを置いた事があるでしょうか?頼りになるのは、
手触り、音、匂い・・・
そこでは声をかけ、手を取る人の温かさが心にしみる・・・五感と心を
開く「見えない展覧会」
五感の中心である視覚を遮断して逆に他の五感を解き放つアイディア。
健常者と盲人の立場を一瞬にして入れ替え、対等にする思想。大きな可
能性を秘めた未来のプロジェクト。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表「金井信介」さんが、イ
タリアでこの体験をされ
「暗闇の恐怖ではなく温もり」を感じたそうだ。
そして今月20日東京神宮前に長期開催(2年限定)の
施設を開く。
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体験者の感想
●満員電車の中では人と触れるのが嫌なのに、暗闇だと安心する自分に
気づき、人とのつながりをうれしいと思えるようになった。
●末期がんの男性が病院を抜け出して体験「こんなに死が迫っていても
自分はまだ感じることができるとわかった」と目を輝かせた。
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暗闇は人を元に戻すメディア。肩書き、地位といったものは、闇の中で
は何の役にもたたない。立派な身なりもきれいな容姿見えない。全てを
脱ぎ捨てた素の人格が現れる。(ドイツ盲人協会アンドレアス・
ハイネッケ氏)
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2009年3月11日(水)日本経済新聞36面
[文化]より
この記事を読みいたく感動しました。幼い頃から暗闇は怖いものという
位置づけでした。
生きている事は人の温かさを感じて成長していくもの。素の自分を見つ
め直し、温かな人間性を追求したい。