ストレス解消法
新年度が始まり新しい職場や学校の環境に慣れて来る頃だが
思う様にならず不満が募っていませんか?
ストレス解消法を書いてみます。
203年5月12日Sunday Nikkei より
心温まる映画の1場面に感動してり、魂を揺さぶられる
音楽に出会ったりして思わず涙を流す「情動の涙」と呼
ばれているそうです。この涙こそがストレス解消につな
がるという。
この時心身にどんな変化が現れるのかの実験で、泣き始める
1〜2分前に大脳にある「前頭前野」という部分の血流量が緩
やかに増え10〜20秒前からは急増。同時に心拍数や血圧も上
がり、興奮状態になっていた。泣いた後は、血流量が下がり、
元の状態に戻った。大脳が発達した人間だからこそ出せる涙
なのだそうだ。
心理テストを実施すると泣いた人では緊張や不安、混乱、怒り
などの度合いが小さくなり「すっきりすた」との感想が目立った
アンケート調査によると、泣いた後に「気が晴れた」「より楽し
くなった」など気持ちが前向きに変化したとの回答が65%に達した
情動の涙を流す際は、興奮や緊張状態に対応する交感神経に代わって
リラックス状態につながる副交感神経が優位になる。ストレスが低下
し、副交感神経の働きによって夜眠りにつく時の様な状態に近づく。
科学的に未解明な点もあり、なお検証が必要だが、泣く事で、交感神
経から副交感神経に切り替わる状況を自ら作り出し、ストレスをなく
しているようだ。
泣きたい衝動にかられても、涙が出ないとストレスが高いままかえって
もんもんとしてしまう例もある。疲れ過ぎて泣けなくなったら、うつ
状態になる危険性もある。そうした状況になる前に「週末だけでも思い
きって号泣してみるのもよい。登場人物や演奏家に共感できるような映
画や音楽が効果的である。
又「失感情症」は、他人との関わりが少なくパソコンや携帯電話の
画面ばかり見ている傾向にあり、大脳皮質が処理する情報の量が膨
大になると本能や感情をつかさどる部分との間で機能のバランス
が崩れてしまっておこる。
失感情症から回復するには、「楽しい体験をし、人との交流を喜ぶ」
のが効果的。2、3人で互いに話し合いながら感情を出すと、より表情
が豊になる。歩いて汗をかく、音楽を聴いたり絵画をみて感動するなど、
ちょっとした心がけが大切。
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ストレスは自分で気が付かないうちに深刻化してしまう事が多い。
そこで、一日の終わりに今日は泣いたか、笑ったかを振り返って
みる事も良いようである。
「なみだくん さよなら」という歌もあるけれど、さよならしない方が
良さそうだ。何を見ても感動する心を・・・!!