お礼状
お礼状・・・嬉しい気持ちを文章にするのは難しいですね
色々迷っていると、つい遅くなったりしませんか?
2014年9月4日日経産業「パーソナル&スキル」より
ビジネスを円滑にする書き方
仕事の取引先との会食やプレゼントを貰ったに書くお礼状。
メールで簡単にやりとり出来る時代だからこそ、直筆の手紙
は送り真摯な気持ちが伝わりやすい。
直筆で縦書きがマナー
・御礼は本来ならば相手と会った時に伝えるのが正式なもの。
直筆と’いっても書面で感謝を伝えるのだから丁寧に書くのが
大切。直筆であれば葉書でもOKでいずれも縦書き。
・お礼状の文章の構成
「頭語」で始まり、「結語」で終わる。
「頭語」--「拝啓」「謹啓」があり自分より目上の人に出す
時は謹啓を使う方が良い。
「拝啓」は「敬具」「謹啓」は「敬白」で結ぶ。
プライベートでも仲が良い人であれば頭語は使わず「前略」
で始めても良い。前略の時は結語を「草々」とするのが一般的
頭語の次は時候の挨拶。
ビジネスだったら「〜の候」と漢語体の書き方がふさわしい。
例えば9月であれば「初秋の候」など季節により変わる
「時下の候」とすればどの季節にも使える。
女性の場合は「暑さ厳しき折」など和語体で書くと文章に柔らかさ
が出る。
時候の挨拶の次は「祝意」
一般的に使われるのが「益々ご清祥のことお慶び申し上げます」と
いう文章。
注意:「清祥」は会社や組織に対して使う
「ご健勝」「ご活躍」個人的に使う
本文
挨拶部分から改行して、「さて」から始める
本文は特にスタイルが決まっておらず、自分の言葉で感謝の気持ちを
書く。
感謝を述べた後は今後の抱負や決意を書く。
本文の内容を充実させてきちんと書く事が心のこもった手紙になる。
最後には
「いたわりの言葉」と「結びの言葉」を書く。
「いたわりの言葉「末筆ながら」で始め相手の健康や幸福を気遣う
内容の挨拶。結びの言葉は「略儀ながら書中を以て御礼申し上げます」
など、本来ならば相手に会って御礼を述べるところを書面にて失礼する
という意味をもつ。
結びの言葉の後には
お礼状を書いた日付と自分の名前、相手の名前の順に改行しながら書いて
行く。はがきの場合はスペースが小さい為省略しても構わない。
日時は西暦ではなく元号を使う。
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文章の構成以外に気をつける事
・出来るだけ丁寧な言葉に置き換える
「お忙しい中」ー「ご多忙の折り」、「お食事」ー「おもてなし」
・相手に会ってから2日以内に手紙を出す。
・便せんや封筒は「白」を選ぶ。
・黒インクの万年筆を使う
・最低でも1.5枚書く(文章の最後に相手の名前を書く都合上)名前は2枚目
の中央あたりに書く
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日本人として、身につけておきたいマナーですね
私もとても参考になりました。