こどもと育つ「自分が好きになれた」
2009年1月13日日経「こどもと育つ」中園 ミホさん・・
より
▼・・・数々のテレビドラマを手がけ、多忙な日々を過ごす。子供を授
かったのはデビューして4年目、34歳の時だった。
「妊娠中は毎日、おなかの子供に向かって『大丈夫、生まれて来たらす
ごく楽しいから』と話しかけていた。未婚のまま生むことになったこと
もあって、自分自身に言い聞かせていたのかも」「妊娠したとわかった
時は、誰にも相談せず一人で悩んだ。でも、生む決心をしたのは3日
後。食事中にふと、子供が生まれたら御飯を食べながら『おいしい
ね』って言えるんだ、それってすごくいいことじゃないかなって思っ
た。そんな理由で産んでしまって申し訳ないと思うこともある。だから
彼には『あなたのお陰で私はまともな人間になれました』と、いつもお
礼を言っている。
▼・・・以前は「自分が大嫌いだった」だが、子育てをする今は「大好
き」と言えるようになったと話す。
「分娩室に差し込む朝日の中で、息子と対面した時の事は今も忘れな
い。パチット目があい、じっと見つめられた。『生まれたら楽しい事が
いっぱいあるって言ったけど、本当』って問いかけてくるような目。そ
の瞬間、まず自分が幸せにならなければこの子を幸せに出来ない、と
思った」
ーーー中略ーーー
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いつも楽しみに読んでいる「こどもと育つ」コーナーである。今回のを
読んで、あ!わたしも同じ!と思った。次女が生まれた時分娩室で、我
が子の輝く目を、私を探す目を見た。「みーつけた!」っていっている
様だった。今もあの目を忘れない。かわいい私の娘。その子がおかあさ
んになろうとしている。もうすぐお母さんになる。あの輝く瞳は今度は
母としてどんな素敵な事を見るのだろう・・がんばって!!