No19 釣りにルール整備を 2009年10月6日(火)

オホーツクの海岸はサケ釣りの最盛期を迎えています。今シーズンは「過去最低の不漁では」との予測もありますが、釣り人は道内各地を奔走し、海岸や港を埋め尽くす勢いです。  そのせいか漁業者や地域住民とのトラブル、釣り人同士の釣り場や釣りの仕方をめぐるいざこざも多くあります。中でも地域住民にとっては、残されるごみとふん尿が一番深刻な問題のようです。これは、手軽にサケ釣りができる道具が安い価格で買えるようになったことや、団塊の世代など時間に余裕のある人が増え、多くの人が釣り場に出かけるようになったのが要因の一つでしょう。  道内にはサケ釣りをはじめ、ほとんどの釣りにはきちんと定められたルールがありませんが、海外ではトラブルを避けるだけでなく、環境保護の観点から釣りのルールを決めている国々が多くあります。米国やカナダなどのルールは厳しく、ライセンス料金を払わなくてなりませんし、ルール違反に対しては重い罰則もあります。釣りの初心者や子どもたちにも、周知が徹底されマナー教育がなされています。  道内の釣り好きにとって、豪快なサケ釣りは1年の中で最も大きなイベントで、道外から多くの観光客を呼び込む可能性も秘めています。釣り人は楽しく、漁業者や地域住民は安心して仕事ができるように、北海道も早急に法律を整備してほしいと思います。釣り人と漁業者を住み分けるため、私に1つアイデアがあります。それは「釣り人専用の港」。経済的な負担はかかりますが、釣り人へのライセンス料金などで賄います。自分たちに還元されると分かれば、釣り人たちも協力するのではないでしょうか。



*つぶやき*
妻の父とは毎年一緒にサケ釣りに出かけている。昔は二人で何十本ものサケを釣り必死で車まで運んで来たことが何回もあった(車の後ろが下がった)。自分自身でルールを決めるのは難しいものだと想う。釣りすぎに注意しよう!自戒をこめて

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