No13 美容師の幸せ 2006年8月23日(木)
我が家は美容師一族です。母方の祖母は髪結いや着付けなどの仕事をしていました。母は現在の美容室の創業者で、私の兄弟は三人とも美容師。いとこや叔母にも沢山の美容師がいます。
美容室は土、日が最も忙しくなります。子供が小さいときはよかったのですが、学校に通うようになると、休みが合わせられず、何処かに出かけることもままななりません。運動会や学芸会もお店が忙しいときにはなかなか行ってあげられませんでした。夕食も遅く、寂しそうに待っている顔をみると、子供との関わり合いがだんだんと薄くなっていくような気がしました。
そんなことから、できるだけPTAの役員を引き受けるようにしました。一五年ほど前のことです。役員の多くはお母さんなので仕事柄早くうち解けることが出来たと思っています。先生や父兄といろいろな話をすることによって子供の学校での様子が分かり、子供達との会話もはずむようになりました。家庭が明るくなった感じがしました。お店を留守にすることが多くなり、お客様やスタッフには迷惑をかけましたが、子供が学校に通う短い間のことだと割り切ることにしました。
そのかいあってか三人の子供達全員が、学校の作文で将来就きたい仕事の欄に「美容師」と書いてくれました。ほんとうにうれしかったですね。
来年は末の娘も成人式を迎えます。成人式に自分の娘の髪を結い上げるそんな幸せな父親は世の中そういないでしょう。美容師になってよかった!
*つぶやき*
成人式の日に娘の髪を結えて嬉しかった。娘の同級生は、おじさんなんかニタニタしていてあやしいネ!と言われたが気にならなかった。現在東京で美容師をしているが早く遠軽に戻って来て欲しいと想っている。だが難しい!ハ~