No.5 2011年6月18日(土) バルタン星人襲来
「バルタン星人発見!」。湧別川流域で一緒に釣りをしていた仲間が叫びます。バルタン星人とは、外来種のウチダザリガニのこと。上流部のダムにはかなりの数が生息しています。ハサミを振りかざして歩く姿はあのウルトラマンのバルタン星人の小型版のようで、私もそう呼んでいます。
あっという間に大繁殖しているところなど、まさに宇宙人のようです。道東の漁協で販売していたことがあり、「体が水平に浮かぶまでしっかりゆでて」と指導を受けて、わが家でも大量に買って来て友人たちとの宴会の料理にしていました。
かなり大型でも身は手の親指の先くらいの量ですが、味はエビに似ていて「なかなかいけるんでない」と思いました。ただ繁殖力の強さからか、湧別川流域の生息水域では水底にすむ他の生物の数が少なく、確実に数を減らす必要があると思われます。捕まえて食べるといいのですが、現在は「特定外来生物」に指定され、生きた状態で運搬するには役所に申請が必要。おいしく食べるために生きたまま持ち帰って、きれいな水の中で数日間、泥抜きするには、手続きが要るのです。
その手続きをなるべく簡略化して、捕り方と調理法を広く公開してはどうだろうと思います。川に行くのが大好きなおじさんたちは、
*つぶやき*
日本で一番最初に輸入して放たれたのは摩周湖でした。当時国策で食料増産のため放流したニジマスの餌になるのではとの憶測で入れた物です。摩周湖からいつのまにか誰が持ち出し、どうやってあちこちに移したのかは不思議でなりません。