No.13.「シカとアザラシ」2012年5月29日
私が子供時代、野生のエゾシカを見かけた事はなかった。遠軽神社
の公園にみーちゃんと呼ばれる雄シカが飼われており、近くにある草
をむしって、金網ごしに食べさせて遊んだ記憶があるだけだ。
シカはクマと違い、人には直接害を与えないかわいいイメージがある
ためか、狩猟では雌は撃ってはいけないなどの強い規制がかけられ保
護されていた。だ数が増えた今では、車との衝突も頻繁になった。
畑や森林の被害も相当な金額になり、最近ではヘリコプターを使い自
衛隊まで参加して、この地域でも本格的に駆除している。私が最近心
配しているのは、こちらでは「とっかり」と呼ばれるアザラシたちである
オホーツク沿岸ではも見かけることが多くなった気がする。
最近の事だが「サロマ湖内の港でニシンが釣れるよ」との情報をもらい
友人と出かけてみた。人間を気にする事なく港の中で悠然とニシンを追
いかける何頭ものアザラシの姿に驚いた。流氷の状態や魚の量によって
北方からやってくる数が変わるらしいが、その生態はよくわからない部
分の多いらしい。しっかりと調査して、漁業被害の拡大を防いでほしい。
「ゴマちゃん」などのかわいいキャラクターは子供達に人気がある。
紋別のオホーツクのトッカリセンターは私の孫もお気に入りの場所だ。
アザラシにエゾシカと同じ様な道を歩ませてはならないと思う。
*つぶやき*
今年はサロマ湖周辺ではニシンが30年ぶり
の大漁だった。おかげで港内釣りでも少し
ねばると200匹はりっぱな魚体のが釣れた
このサイクルでは私が生きている間にこん
なに釣れることはないはずだ!
夢よもう一度。