知覧武家屋敷
『美しい日本の歴史的風土100選』に選ばれました。(平成
19年3月2日)
知覧武家屋敷庭園保存会は、昭和50年6月16日に発足し、今年で3
3年目になります。
市町村合併の波は知覧町も例外ではなく、昨年12月1日に近隣の頴娃
町、川辺町と合併して、南九州市知覧町となりました。庭園保存会も合
併整理に先立ち、知覧町観光課内の事務局を西郷邸に移転させ、平成1
9年4月1日より庭園保存会主導の運営に切り替えました。
今年は、NHK大河ドラマ「天璋院篤姫」が放映されます。篤姫の今
和泉家と縁のある知覧に、是非お越しください。
お待ちしております。
かるかん工場
軽羹」という名前のお菓子をご存知でしょうか。
この言葉を初めて聞いた時、語感の軽やかさと平仮名の親しみやすさか
ら、ふんわりとした和菓子を連想されるかと思います。
「軽羹」はまさにそんなお菓子。鹿児島名産の和菓子です。
原材料に自然薯(山芋)をふんだんに使った羊羹(棒羊羹)のかたちを
した和菓子。空気をたっぷり含んで蒸されるため、ふんわり柔らかい。
饅頭などの他の和菓子に比べても際立って白く、その中において一層引
き立ちます。楊枝を入れるとすっきりと切れ、口に運ぶとまろやかな甘
さが広がる、小麦粉だけで作られた蒸し菓子とは違った自然薯(天然の
山芋)のもつ香ばしさが飽きさせない。後をひいてしまう美味しさです。
真っ白な姿からは想像つかないほどのしっかりと主張とコクのある味。
一度食べたら忘れられない味となることでしょう
「軽羹」の名前の由来は諸説ありますが、その中に「軽い羹」という意
味からきたという説があります。軽い羊羹、まさにその様を表す言葉で
はないでしょうか。
親しみやすい言葉とは違い「軽羹」には多様な歴史と文化が込められて
います。「軽羹」の中に込められた美味しさや由来の秘密を、これから
少しずつ皆さまにご紹介していきたいと思います。ひとつの和菓子の歩
みをやさしく見守っていただければ幸いです
特攻平和会館
知覧には1942年に太刀洗陸軍飛行学校知覧分教所が開校し、
1945年、沖縄戦の特攻基地となり多くの若者がここから飛び立っていき
ました。
館内には零式戦闘機や3式戦闘機「飛燕」、特攻隊員として若い
命を終えた1035名の遺影、遺書、遺品等が展示され、敷地内の特
攻平和観音堂には1026柱の特攻隊員の霊が祀られています。