No.15.怒る川「2012年8月16日」
最近大雨による被害が各地で後を絶たない。遠軽でも以前は
あまりみかけたことがないような強い雨が狭い範囲に降り、
局地的に川が増水して濁りがある日が増え、釣に行く事が出
来ないのが残念だ。
湧別川は毎年のように河川改修が行われているが、効果はど
うなのだろう。普段の穏やかな湧別川は、川底が見える程浅
いが、私が子供の頃は橋から川に飛び込む猛者がいたほど深
かった。川が蛇行していた時代は、上流から物を落とすと、
海まで2日以上はかかると言われててきたが、現在では、ダム
さえなければ、1日かからないだろうと言われる程直線的にな
った。穏やかな川の状態を想定して、多くの街では堤防の\内側
にさまざまな公園や運動場が造られている。市街に近くて広い
場所は便利には違いないが、大都会ならいざしらず、河川敷以
外にだって土地のある田舎でも同じ光景だ。
大雨が降ると、川は一気に水量を増して氾濫するため、おおく
の施設には被害被害が出て、改修を余儀なくされる。そこはか
つて川が流れていた場所であることを忘れてはいないだろうか?
大雨が降り、狭い水路のようになった川の中を一気に掛け下る
水の勢いはすさまじく、人の力などは微力である。
流れ下る水の形相は、私には、閉じ込められた川が怒っている
かの様に見える
*つぶやき*
遠軽は災害の少ない地域だと言われている。
地震もないし台風も来ないのでたしかにそう
感じる。しかし安心はしていられない。昔大
雨で湧別川が氾濫したり、津波が上流まで遡
ってきた話を孫じいちゃんから聞いている。
No.14. オスプレイ「2012年7月8日」
ライギョ釣りに以前はまっていた私は夏の時期、毎週のように
天塩川水系に片道3時間半かけてでかけていた。水にどっぷりと
漬かりながら、カエルのルアーを投げる私の目に突然、空から
大きな何かが落ちて来た。水柱と共にライギョを捕まえて再び
空へ舞い上がる鳥の姿に驚いた。それが初めて見るミサゴだった
後から調べてわかったのだが、ミサゴはタカの仲間で、主に魚を
捕って食べている。しかし北海道では私の様に沼や湖によく出か
ける人以外は、数が少ないためほとんど目にする機会はないと思
われる。大きくて白と黒のコントラストがきれいな鳥だ。自分と
同じ「魚好き」というだけで、私はミサゴが好きになってしまい
見つけるととてもうれしくなる。
最近は夏の屈斜路湖でボートに乗りヒメマス釣りをしていると良
く見かける。オジロワシやトビなどは弱って湖面に浮かんでいる
魚しかつかめないが、ミサゴは違う。魚を発見すると空中でホバ
リングをして、水中の元気な魚をつかみ、水に漬かった状態から
空へ飛び立つことが出来る。かなり大きな重そうな魚も持ち上げ
ているのをみた。オスプレイという名前がついているアメリカ製
の軍用機があう。事故のニュースがたびたび報じられ、性能が問
題視されている。ミサゴは英語でオスプレイ。墜落することのな
いミサゴにとって、一緒にされるのは不満だろうね。
*つぶやき*
飛行機オスプレイの墜落の原因は人間の
操縦能力が機械に追いつかないためらし
い。どんなに文明が進化したとしても所
詮ミミズ一匹作ることはできていない。
自然界の中の生物として生きる為にお金
と能力をつかわなくてどうするね。
No.13.「シカとアザラシ」2012年5月29日
私が子供時代、野生のエゾシカを見かけた事はなかった。遠軽神社
の公園にみーちゃんと呼ばれる雄シカが飼われており、近くにある草
をむしって、金網ごしに食べさせて遊んだ記憶があるだけだ。
シカはクマと違い、人には直接害を与えないかわいいイメージがある
ためか、狩猟では雌は撃ってはいけないなどの強い規制がかけられ保
護されていた。だ数が増えた今では、車との衝突も頻繁になった。
畑や森林の被害も相当な金額になり、最近ではヘリコプターを使い自
衛隊まで参加して、この地域でも本格的に駆除している。私が最近心
配しているのは、こちらでは「とっかり」と呼ばれるアザラシたちである
オホーツク沿岸ではも見かけることが多くなった気がする。
最近の事だが「サロマ湖内の港でニシンが釣れるよ」との情報をもらい
友人と出かけてみた。人間を気にする事なく港の中で悠然とニシンを追
いかける何頭ものアザラシの姿に驚いた。流氷の状態や魚の量によって
北方からやってくる数が変わるらしいが、その生態はよくわからない部
分の多いらしい。しっかりと調査して、漁業被害の拡大を防いでほしい。
「ゴマちゃん」などのかわいいキャラクターは子供達に人気がある。
紋別のオホーツクのトッカリセンターは私の孫もお気に入りの場所だ。
アザラシにエゾシカと同じ様な道を歩ませてはならないと思う。
*つぶやき*
今年はサロマ湖周辺ではニシンが30年ぶり
の大漁だった。おかげで港内釣りでも少し
ねばると200匹はりっぱな魚体のが釣れた
このサイクルでは私が生きている間にこん
なに釣れることはないはずだ!
夢よもう一度。