平成27年春寒号より
老人力
朝日新聞の「天声人語」欄の全労済がハガキで全国から集めた
「最近感動した、お年寄りがもらした一言」の調査の結果を以
下にご紹介いたします。
＊年をとるのではなく、神様が与えてくださる。
＊年寄りは子供も大人もやってきたから子供の気持ちもわかる
＊嫌な人の親切より好きな人の無理がいい
＊子供しかるな来た道じゃ
＊出来る事を、出来る人が、出来る時にすればいい
＊この世のことはこの世で解決できるもんだよ
＊私はしわ一本のうちに死にたかったよ
＊百まで生きると言えば嫁頭痛
＊一に健康、二に和
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それぞれ体験に根ざした自分の言葉を語っていてなるほどと教えらました。
「老人力」という言葉があります。特別な力というわけでもなく、たとえば年
をとってくると物忘れが多くなるが、悪い方に取らないで「忘れる力」がついたんだ
と考えます。ものにこだわらないとか、くよくよしないとか、ゆったりしているとか
年を重ねるにつれて現れる特徴を善い方に解釈し、それを「老人力」がついたと考える
わけです。
何事にもあくせくして、経験もないのに物事は判断して失敗しがちな若者より、ずっと
優れているではないか、ということです。すべて自然のままがいい、ということでしょうか
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2015年平成27年春寒号より