平成24年盛夏
「先祖代々」
△お盆
松葉栄えんと欲せば、まずその根を敬うべし
自分を一本の木の幹とすれば、根っこは先祖であり、
枝葉は子孫にたとえられるでしょう。
一番身近な先祖は親であり、一番身近な子孫は子供です。
根っこである先祖を敬い、供養する事は、そこから血を
受け継いでいる自分を大切にすることですし、その繰り返し
が子々孫々に受け継がれてゆくのですから。
お盆にあたり、お仏壇の前にお供えして、亡き人を供養し
脈々と続いている命の尊さを思いその「おかげ」に感謝
します。「先祖代々」の繋がり、、「帰るべき家」
8月16日(木曜日)
午前10:30から
得度式[3男の心瞭さん」おめでとう
初盆施食会
盂蘭盆施食会
平成24年初秋
斜里町の曹洞宗のお寺でのお話
永平寺では、承陽殿という所に道元禅師さまの御木造が安置
されており、係の修行僧が毎朝毎晩磨いております。終わると
道元禅師さまが好んで食していた「かやの実」と梅とお茶をお
供えしています。それは、実に八百年来、脈々と続いている仕
事なんです。「供養」で大切なことは、生きているが如くにお
世話することなんです。生きているが如くにですよ。
もうひとつ大切な事は思い出してあげる事です。
自然の恵みに感謝する好時節がお彼岸でありますが、それと同時に
ご先祖様に思いを寄せ、いま自分が生かされている事へ感謝するの
もお彼岸の大切な仕事です。
彼岸とは、苦しみのない、平和な安らかな浄土、理想の世界の事です。
此岸とは、思い通りにいかない自分に苦しみ、悩み、争い、迷う現実
の世界の事です。その世界を少しでも安らかな、安養の世の中にする
様、お互いつとめていく「心の修養週間」がお彼岸です。
平成24年開山忌法要
開山忌法要とは、曹洞宗をお開きになった両祖様(道元禅師さまと
瑩山禅師さま)そして祥巌寺の歴代住職様(土佐林住職、小出住職、
先代住職など)への報恩感謝のご供養です。先人のご努力によって
今も変わらずお参り出来ることに感謝致し、心静かに手を合わせ
ましょう。
11月5日(月)午前10:30から
開山忌法要
ご先祖供養
ご布教「秋田県平鹿町香最寺住職國安大智師」
おとき
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ご布教
*菩薩様のように・・・
あたかも母が己が独り子を命を賭けても護るように
そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても
無量の(慈しみ)心を起こすべし。
*一発菩提新を百万発するなり。
*教えは何のためにあるか、実行するためにある。
仏教ではだめだ仏道でなければ(大本山永平寺前貫首
宮崎禅師様のおことば)
*心は見えないけれど
心づかいは見える
思いは見えないけれど
思いやりは見える
やさしい思いが
やさしい行為になったとき
心は初めて生きる
心は生きることは
人間が生きることだ
(宮澤章二さん”行為の意味”作詩)
ー家に帰りただいまと仏壇にお参りしましたー
南無釈迦牟尼仏 南無釈迦牟尼仏 南無釈迦牟尼仏
御先祖様が守っていてくださる事
無縁の仏様を思った時
手を合わせていて、涙があふれそうになりました。
生かされている自分
精進しなければ・・・