氷が溶けたら・・
とんちで「氷が溶けたら、何になる?」というのがありました。
昔、昔の事でした。
今朝の新聞の記事に、理科のテストで「氷が溶けたら何になりますか?」の質問に
「つちがでて春になります」でバツをもらったという60代の女性の事が書かれてありました。
この方の子供時代にクロッカスなどの球根を庭に植え、春になると真っ先に球根の上の雪が溶け
丸く小さく地面が見え、やがて美しい緑の芽が出る。その印象がこの答案になった様です。
子供の心・・・大切にしたいですね
当地も2月に入り日中は、温かくなり、春が近い様なわくわくした気分になりますが、早春の風
はまだまだ冷たい様です。
石垣りんさんの詩
「二月のあかり」
二月には
土の中にあかりがともる
草の芽や
球根たちが出発する
その用意をしてあげる為に
土の中でも
お母さんが目をさましている
土の中では、きっと植物だけではなく、昆虫や動物が、春のあかるい日差しを待っているのでしょうか?
外へ出て、深呼吸してみませんか?
二月の風を体いっぱいに受けたくなりました。
”食”を考える
私の小さな孫は、丁度一才になりました。小さな歯がはえ、笑うと、白い歯と鼻の頭にしわが、彼女のチャームポイントになっております。
思い出すと、この子の離乳食の始まりの時、食卓に座ると、泣き出し、食べる状態ではありませんでした。母親の娘が悩みました。どうしたら
泣かずに楽しく食事をしてくれるか?と・・離乳食という言葉の重さが”楽しく食べる”という行為の邪魔をしていた様です。この子がおいしいと思って
食べられる物は何かしら?と考え、いくら幼い子でも味のない、もたもたしたのどごしの食べ物を美味しいと食卓に座るはずがありません
大人と同じとは言いませんが、味を薄くつけてみました。そうすると、楽しげに「にこにこ」と大きな口を「あーん」と開けるのです。そして、今
では、大人も顔負けくらい沢山食べています。「大丈夫?」とおもう位いです。娘のこの孫のお陰で、料理の腕を上げました。
先日外食をした時のメニューの中に彼女に作れる一品を見つけました。
また大きなお口を「あーんぐり」と開けてくれるかしら?
そしてそれを見守る家族の眼も幸せそうです。このランチのひとときをいつまでも大切にしたい・・とおもいつつ
お食事会
今回のメニューは・・
前菜・・白子の茶碗蒸し
小付け・数の子、菜の花のおひたし(からし醤油)、たらの芽、アスパラ、人参、生麩のてんぷら
寄せ鍋
材料は骨付き鶏肉、やきあなご、あさり、豆腐、長ネギ、しいたけ、白菜巻き(ホーレン草を芯に)、えび、かに、餅
〆の雑炊
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今回はお客様の要望が”鍋”と言う事で、どんな鍋にしようか考えました。
私どもの宿は”塾”という事をふまえて、いつもの鍋よりちょっと変わった鍋を企画しました。
鍋を美味しく食べる極意のレシピを作り、それにのっとり、皆でわいわい、がやがや・・・
〆の雑炊まで、楽しい時を過ごしました。
ごちそうさまをした時、鍋の中身はからっぽ!汁も全て完食でした。
寄せ鍋は、自分の好みで調味して、家族、友人と隔てない気持ちで食べる所に意味がある・・と綴った作家さんがいたそうな・・