産業と地域の考え方
　当クラスターは、オホーツク地域12市町村を連携し、新たな産業の構築を図るため活動を行っている。当地域は、12市町村合わせても、人口が9万人に満たなく大きな企業も少ない。基幹産業は一次産業で、公共事業に依存する企業の割合も多い。また、研究機関や大学も少なく新たな産業の取組みには、他地域から比べると条件の厳しい地域である。そのため、産業の基本である、人と人、人と企業、企業と企業、地域と地域、企業と地域の交流を図り、産（民間）・官（行政）・学（研究機関）・金（金融機関）が協力しあって、新たな理念に基づく地域産業の構築を創造する。
地域に合った企業理念の構築
　21世紀に入り、企業、産業、政治、地域社会がシステムの行き詰まりに直面している。これらのシステムを再構築するには、新たな独自理念が必要である。当クラスターは、次の様な理念に基づいたシステムを創り産業の構築を行う。
・大きな企業を1つ創るのではなく、地域に合った企業を多く創り連携をして行く。…大きな企業を創らずとも、数多く企業を創ることにより地域として総合的に大きなパワーをもたらすことが出来る。
・地域が無ければ企業は成り立たないとの考えから、地域と連携、貢献出来る企業を創造する。…地域社会は、消費者や生産者、事業者、労働者等多くの立場の人達により成り立っている。このような基盤に企業が立っている事から、地域を無視して企業活動は成り立たない。
・地域や他産業も良くなければ、いずれは己の企業も存続不可能となるとの考え方に立つ。…全ての利益を一社が独占すると地域産業が衰退する。その結果人や企業が居なくなり地域が魅力を失って行く。
・住みやすい魅力ある地域づくりが、人材の育成と参集につながり産業の発展になる…「人が産業を作る」と言う観点から、人材が集まってこそ新たな産業の可能性が出てくる。

この様な理念に基づいた企業活動や産業構築を行うことが、今の地域社会の行き詰まりを解消する事となり、如いては全ての地域の発展に寄与する事になる。

2016年01月01日追加趣旨
情報化時代に対応した活動
ＩＴ技術を解り易く、使いやすく、そしてその中から新しい発想で「コミュニケーション」を活かした活動に取り組んで行き、地域社会を活性化する事を目指す。