ハイネ詩集

たちまち消ゆるわが憂い。
君にくちづけするときは
たちまち晴るるわが思い。

君がみむねに寄るときは
天の悦びわれに湧き、
君を慕うと告ぐるとき、
涙はげしく流れ落ちたり。  (ハイネ詩集より)

物理学者の小柴昌俊さんも青春時代にハイネ詩集を好きだった様です。
1月16日日経夕刊「こころの玉手箱」より


ハイネの墓石の左右両側には、ドイツ語で、次の詩句が刻まれているそ
うです。
−−−−−
この疲れたる旅人の つひの憩ひの宿いづこ   
南の椰子の蔭なるや ラインの菩提樹の下なるや
さもあらばあれいづことて 神の御空はここのごと身のあたりをば囲む
らむ 黄泉路の燈火とばかりに夜はわが上に星あらむ    
(村松嘉津訳) 
−−−−
なじかは知らねど心わびて、昔のつたえはそぞろ身にしむ。
わびしく暮れゆくラインの流れ、入り日に山々赤くはゆる。
うるわし乙女の巖頭に立ちて、黄金の櫛とり髪の乱れを,梳きつ
つ口ずさぶ歌の声の、神怪しき魔力に魂も迷う。
こぎゆく舟人歌に憧れ、岩根も見やらず仰げばやがて、波間に沈むる人
も舟も、神怪しき魔歌謡うローレライ。
この曲が耳に聞こえて来ました・・・・

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