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12月6 日
どうでしょうか?サンタクロースがいるかどうか?のお話・・今から100 年も前のお話とは思えないくらいですね。これを書いたのは、フランシスーPーチャーチ(1839-1906)ニューヨーク・サン新聞の記者でした。この人について、当時の編集長は回想録に『人間生活のあらゆる面について、深い洞察力と鋭い感受性をそなえた人物だった』と書いてあるそうです。一方バーシアは、教職につき、引退する前の三年間は公立学校の副校長を勤めたそうです。この学校は、長期にわたって入院生活を送っている子供達のための学校でした。1971年に81才で亡くなったそうです。子供のちょっとした疑問に新聞社が社説で応えるのも、バーシアのお父さんの「サン新聞社に聞いてごらん」と子供の疑問を公共の場に出す姿勢も・・とても素敵ですね。今の新聞にも、こんな子供を巻き込んでのロマンがほしいと思うのは私だけでしょうか?あなたはどんなサンタクロースですか?
12月5日
赤ちゃんのがらがらを分解して、どうして音がでるのか、中の仕組みを調べて見る事は出来ます。けれども、目に見えない世界を覆い隠している幕は、どんな力の強い人にも、いいえ、世界中の力持ちがよってたかっても、引き裂く事は出来ません。ただ、信頼と想像力と詩とロマンスだけが、そのカーテンを一時引きのけて、幕のむこうの、たとえようもなく美しく、輝かしいものを、見せてくれるのです。そのように美しく、輝かしい物、それは、人間の作ったでたらめでしょうか?いいえバーシア、それほど確かな、それほど変わらない物は、この世には、他にないのですよ。サンタクロースがいない、ですって?とんでもない!嬉しい事に、サンタクロースはちゃんといます。それどころか、いつまでも死なないでしょう。1千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子供達の心を、今と変わらず、喜ばせてくれるでしょうーーーおわり
12月4日
たとい、煙突から降りて来るサンタクロースの姿が見えないとしても、それが、なんの証拠になるのです?サンタクロースを見た人はいません。けれども、それは、サンタクロースがいないという証明にはならないのです。この世界で一番確かな事、それは、子供の目にも、大人の目にも、見えないものなのですから。バーシア、貴方は、妖精が芝生で踊っているのを、見た事がありますか?もちろん、ないでしょう。だからと言って妖精なんて、ありもしないでたらめだなんて事にはなりません。この世にある見えないもの、見る事が出来ないものが、何から何迄、人が頭の中で創り出し、想像した物だと言う事は決してないのです。ーーーつづく