嬉しいコンサート
9月8日10:30-12:15 遠軽町虹の広場で第200回笛吹きコンサート
2003年の9月(退職の前年)に「虹の広場」でスタートした笛吹きコンサートが、今日で200回に達しましたので、コスモス園を訪ねている多くの観光客に「遠軽町へようこそ、コスモス園にようこそ」という気持ちを籠めて、“おもてなし記念コンサート”を開催しました。
終了後、「音楽が好きなので、ここに来て思いがけなく聞けて嬉しかったです。」(端野町)、「名刺がありますか?旭川に戻ったら、私たちの地域のイベントの時に呼んでもうらように町長に話してみます。」(東神楽町)と行って、「200回記念にどうぞ。」と美しいコスモスの絵が入ったコーヒーカップをプレゼントしてくださいました。
大感激でした。
元気をいただきました
隣町安国の85歳になる方が、「老後の楽しみ」として尺八を教えてほしいと訪ねてきました。
父と長男(33歳で戦死)が尺八を吹いていたので、見よう見まねで吹いたことがあり、「いつか吹きたい」と思っていたところ、今から43年前の厄年42歳時に、息子さんと娘さんがプレゼントしてくれたという尺八。
練り物で琴古流の歌口、それに7孔。右手が上管なので、塞いで5孔にして吹いてもらうと、よく音が出る。
帯状疱疹が頭上に現れ、目や鼻、喉にも影響があり好きなカラオケもうまくいかなくなったし、好きなお酒も控えているうちにコップいっぱいしか呑めなくなったので、「老後の楽しみ」として正式に習って老人クラブで吹きたいと言う。
病気で寝たきりの同年の奥様を看病し、食事・洗濯をしながらの生活の中で、尺八で一曲でもまともに吹ける曲を身につけたい、と言う。
素晴らしい想いと生き方に元気をいただきました。
85歳〜今日の一言
I さんが今日のお稽古中に、私のアドバイスを理解してくれて、「よく鳴らすためには、三要素が大事なんだね。」と仰いました。
?尺八を顎に当てたら動かさない。(歌口に息が当たらなくなる。)
?指孔を完全に塞ぐ。(他の音が出なくなる。)
?呼吸は鼻で多く吸う。(口を大きく開けて吸うと、顎当たりが外れる。)
そして、また、一言。
「この歳は、覚えたことも忘れる歳なのに、これから覚えようとするんだからね。」「先生、明日も来ていいですか?吹けなくても、お話を聞くだけでも勉強になる。」
スゴイですね、今日も元気を頂きました。