蝶ネクタイの歴史&種類

■ボウタイの起源
2世紀頃から、ローマ兵が首に巻いていた布、これがいわゆる”
すべてのネクタイ”の原点と言われている。
17世紀、ルイ13世を守るためにフランスに来ていたクロア
チア兵も首に、”無事の帰還を祈る妻や恋人から贈られた布”
を巻いていたと言われる。これに興味を示したルイ14世が
「あれはなんだ?」と側近に聞いたところ、側近はクロアチ
ア兵について聞かれたと勘違いし「クラバット(クロアチア兵)
です。」と答えたことからクラバットと呼ばれ始め、フランス
の宮廷で大流行。
19世紀後半に、クラバットの結び目だけ残したものが、現在
のボウタイであるという一説がある。
1920年代に夜の礼装としてタキシードが認定されたのだが
、当時からタキシードには黒のボウタイと決まっていた。これ
がいわゆるドレスコードのブラックタイという言葉につながっ
ている。(ホワイトタイは燕尾服に白のボウタイ)
ボウタイはタキシードに合わせて着用するのが基本であった

日本でも根強い人気のあるプレッピースタイルのお家芸は、
伝統的で上質な服を着崩すことにある。その意味で、ボウタ
イはまさにうってつけのアイテムであり、さかんに活用されている。
また、プレッピースタイルとは別に、数年前からボウタイをも
っと気軽にまとうことを提案する動きが出てきている。
立役者は、なんと言ってもトム・ブラウン。
自身のブランド”トム・ブラウン”だけではなく、アメリカ
の老舗ブルックスブラザーズとコラボレーションし”ブラッ
クフリース”を手がけたりもしている超人気デザイナー。
既成概念をくつがえし、”カジュアルなジャケットにクラシ
カルなシャツ+ボウタイ”や”ボタンダウンシャツ+ネクタイ”
など従来はタブーとされていた”カジュアルアイテムとクラシ
カルアイテムの組み合わせ”を提唱している。

そんな流れもあって、日本のストリートにおいても”カジュ
アルシャツにボウタイ”というスタイルが定着してきている。
ボウタイにはタキシードオンリーという既成概念は、過去のものになった。

■ボウタイのカタチ
先端の幅や形状によって様々な種類が存在する。主なものは下記の4つだ。
■バタフライ

最も伝統的なタイプのボウタイ。先端の幅が7.6cm~8.9cmと太いのが特徴。
■セミバタフライ/モダンバタフライ

先端の幅が5.7cm~7cm程度。現在主流。

■バットウィング

先端の幅が3.8cm~5.1cm程度。

■ポインテッド

先端が尖っているタイプ。
コウモリの羽に似ていることから、そう呼ばれている。

■便利タイプも出てきた!
■元祖タイプ ←イチオシ

元祖・自分で結ぶタイプ。結ぶ過程を楽しむことが
できるし、自分で結んでいることもパーティーなど
では話題のひとつになる。そして、なんといっても
、007でグレイグ氏がしたように結び目をほどいてラ
フに垂らして、ボンドを気取ることが出来るのはこ
の元祖タイプのみ。結び方を下記に紹介します。意外
と簡単です。






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